自己粘着型改質アスファルト防水シート(Self-Adhesive Modified Bitumen Waterproofing Membrane / 自粘聚合物改性沥青防水卷材)は、SBSなどの熱可塑性エラストマー、粘着付与樹脂(タッキファイヤー)、特殊オイルを高配合した自己粘着性アスファルトコンパウンドを基材に塗工し、裏面にシリコン剥離フィルム(または剥離紙)を施した「常温で貼るだけ」の火気完全不要型防水シートです。
日本建築学会のJASS 8(防水工事標準仕様書)や公共建築工事標準仕様書において「常温粘着工法(自着工法)」として規定されており、都市部の改修工事や火気厳禁現場を中心に需要が急増しています。
| 項目 | 試験規格 | 単位 | 一般的な物性値(1.5mm〜2.0mm厚) |
| 厚さ | JIS A 6013 / ASTM D5147 | mm | 1.2 / 1.5 / 2.0 / 3.0 |
| 引張強さ(縦方向 MD) | JIS A 6013 | N/50mm | ≧400 ~ 600(PET不織布複合時) |
| 引張強さ(横方向 CD) | JIS A 6013 | N/50mm | ≧ 350~500 |
| 最大荷重時伸び率 | JIS A 6013 | % | ≧ 30% ~50%(フィルム単体系は 200% 以上) |
| 粘着力(対コンクリート) | JIS A 6013 / ASTM D903 | N/mm | ≧1.5~ 2.5(下地破壊レベル) |
| シート相互重ね部粘着力 | JIS A 6013 | N/mm | ≧2.0 |
| 低温柔軟性(耐寒性) | JIS A 6013 | °C | -20°C ~ -25°C でひび割れなし |
| 耐熱性(垂れ下がり) | JIS A 6013 | °C | 80°C ~ 90°C で滑り・垂れなし |
| 釘穴シーリング性 | ASTM D1970 | — | 規定圧下で漏水なし合格 |
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072-242-3708
完全ノー火気施工(冷工法・火気レス): トーチバーナーのプロパンガス炎やアスファルト溶融釜の熱を一切使用しません。火災事故のリスクを根本から排除し、消防署への火気使用届出も不要です。
高粘着・下地一体化(クリープ追従性): 感圧粘着層が常温でコンクリート下地の微細な空隙に食い込み、強力な初期接着力を発揮します。経時とともにアスファルト分子が下地と強固に一体化し、シート下での「水走り(横漏れ)」を遮断します。
自己治癒性(セルフシーリング性): 高弾性の粘着コンパウンド層が、留め付けビスの貫通孔や微細なピンホールに対して自発的に回り込んで穴を塞ぐため、緊結部からの漏水を防ぎます。
無煙・低臭気で近隣配慮: 加熱による煙、有害ガス、アスファルト特有の悪臭が発生しないため、営業中の商業施設、病院、学校、住宅密集地での居ながら改修に最適です。
[下地処理・乾燥] ➔ [専用プライマー塗布] ➔ [割付け・芯出し] ➔ [剥離紙を剥がしながら転圧] ➔ [重ね幅の加圧密着]
下地処理とプライマー: 下地のレイタンスや砂塵を清掃後、専用の速乾性アスファルトプライマー(溶剤系または水性エマルション系)を均一に塗布し、完全乾燥させます。
貼り付けとエアー抜き: シートを割り付けラインに合わせて広げ、裏面のシリコン剥離フィルムを少しずつ引き剥がしながら、中央から外側へ向けて専用ハンドローラーで空気を押し出し、転圧接着します。
重ね幅(ジョイント)の接合: 長手方向(平場)は80mm以上、幅方向(小口)は100mm以上の重ね幅を確保し、ジョイント用ローラーで重点的に転圧。低温期にはホットエアガン(ドライヤー熱風)軽く温めると粘着性がさらに向上します。